今やあらゆるところで使用されているC言語。
有名なプログラミング言語であるため、独学で習得可能なほど学習方法は多いです。
中には、ゲームを通してC言語を学んでみたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな方々のために、この記事ではC言語を用いたゲームプログラミングを学ぶためのおすすめの本を5冊紹介します。
初心者~中級者向けの本が多いため、ゲームを通してこれからC言語を習得していきたい方や基礎固めをしたい方におすすめとなっております。
ぜひ、参考にしてください。
C言語でゲームプログラミングを学ぶメリット
C言語を使うメリットは処理速度が速いこと、汎用性が高いことです。
処理速度が速いと、遅延が発生しにくくなります。
例えば、電波が弱いところで携帯を操作した時に、全然動かない経験をしたことはありませんか?それは入力と出力の間に時間的な遅延があるため発生します。
そのため、特にゲームなどは遅延を出来るだけ無くす必要があるのです。
汎用性が高い、すなわち作成可能なジャンルが増えるということです。
ブロック崩しのような単純なゲームから、RPGのような複雑なゲーム。
この幅広いジャンルに対応できる能力の有無は言語選択の考慮からは外せないでしょう。
以上の理由により、ゲームプログラミングにおける言語としてC言語が選ばれるのです。
おすすめのC言語ゲームプログラミング本5選
ゲームを通してC言語が学べる本を5冊抜粋しました。
プログラミング学習で、一番効率的なのは実際に手を動かして実装すること。
以上の5冊は、実際にゲームを作りながら丁寧に解説してくれる内容です。
それでは1冊ずつ紹介していきます。
ゲーム開発で学ぶC言語入門 プロのクリエイターが教える基本文法と開発技法
この本の強みはC言語の技法を幅広く学ぶことができ、C言語に関する知識を幅広く学びたい方におすすめです。
実は、C言語はC++やC#など他のプログラミング言語の土台にされることが多々あります。
そして、それらの派生言語は現在でもゲーム開発で大活躍。
「ゲーム」を題材にしてC言語を学ぶことで派生言語とのつながりを感じられ、同時に土台作りにもなり、知識吸収と実績づくりが出来る優れものです。
この本で実装できるゲームの例は、テニスゲーム、カーレース、シューティングゲームなどが挙げられます。
作るゲームのジャンルが違うため、そのゲームごとに独特の考え方は出てくるでしょう。
様々な考え方を幅広く理解できるような1冊となっております。
超本格!サンプルで覚える C言語 3Dゲームプログラミング教室
この本の強みは題名でもわかる通り、超本格的なリアル3Dアクションゲームのサンプルが用いられていて将来的に3Dゲーム制作をしてみたい方におすすめです。
2Dゲームと3Dゲームでは、次元的な問題で考慮する点がかなり異なります。
例えば、キャラクターの移動方向です。
2Dゲームだと左から右、上から下などの単純な移動。
対して、3Dゲームは奥行きが存在するためキャラクターを軸に360度移動します。
このような考え方の違いを学べるのはもちろん、アクションゲームならではのバトルやシミュレーションも学ぶことができます。
さらに、使用したコードや素材は二次利用も可能。
したがって、一通り習得した後でも役に立つ1冊となっております。
猫でもわかるゲームプログラミング
この本の強みはWindowsゲームに特化していて、Windowsの知識も同時習得したい方におすすめです。
グラフィックス描写やアニメーションなど目に見える内容はもちろん、DLLやマルチスレッドなど目に見えないが、ゲームプログラミングにとって重要な内部処理についても解説してくれています。
また、アニメーションに必要な数学や物理学も実例を用いて解説。
数字が苦手な方でも抵抗なく理解を深めることができます。
プログラミングにおいて、表面的な理解では詰まってしまうことが多いです。
そのような時に内部でどんな処理がされているか、知識として習得しておけばいくらでも応用は効きます。
したがって、プログラマーとしての視野を広げてくれるような1冊となっております。
ゲーム作成で学ぶC言語
この本の強みは非常にシンプルで使い方を理解するという学びの本質に着目しているため淡々と学習したい方におすすめです。
作るゲームはシューティングゲーム。
簡素なゲームではありますが、その分プログラミング初心者にはゆっくり丁寧に学ぶことができて最適です。
また、学ぶ上での本質を捉えているためかなり効率よく学ぶこともできます。
自分で複雑なものをいきなり作ろうとすると、すぐ挫折してしまうかもしれません。
理由は、複雑なものは単純なものの集合体だからです。
いつか複雑な仕組みが大量に詰め込まれたものでも、自分で考えながら実装できるように土台固めに特化した1冊となっております。
13歳からはじめる ゼロからのC言語 ゲームプログラミング教室
この本の強みはシリーズ本なので、「入門」の部分から順を追ってレベルアップしたい方におすすめです。
上に紹介した4冊はプログラミング初心者の方へ向けた本だったのに対し、この本はプログラミング初心者より一歩手前の入門前の方に向けた本となっています。
また、本の見た目も非常に親しみやすいです。
入門編で知識や考え方などの基礎固めが出来たら、初級編、中級編と進むことが可能で、自分のスキルの進歩を実感できるでしょう。
他の本で挫折してしまった方も、興味はあるけど「難しそう」とやらず終いだった方も、段階的に学ぶことで挫折を少なくすることができる1冊となっております。
まとめ
- C言語の強みは処理速度が速く汎用性が高いこと
- プログラミング学習は実際に手を動かして実装することが一番効率的
いかがだったでしょうか。
学習方法は人の数だけ存在します。
その中でも本はいつでもページをめくるだけで振り返りが出来る点が魅力です。
この記事では、C言語を学ぶためのおすすめの本を5冊紹介しました。
各本の特徴や内容を参考にして、自分に最適な1冊を見つけてください。
C言語の知識を深め、ゲームプログラミングのスキルを向上させましょう。