ゲームの専門学校への進学を考えている方々、特に将来ゲーム業界で働きたいと思っている皆さん。
ゲームの専門学校についての噂や口コミを目にしたことがあるかもしれませんが、その真実は意外と複雑です。
ここでは、元学生として、ゲームの専門学校に通うべきではない理由についてお伝えします。
ゲーム専門学校の学費は高額
ゲーム専門学校の学費は非常に高額です。
2年から4年の期間で数百万円を要します。
この高額な学費に見合うだけの教育が受けられるかどうかは、学校選びにかかっていますが、実際には期待外れのケースが多いのが現実です。
見えない投資リスク
高額な学費を払っても、それに見合った技術や知識が身につかなければ、投資は無駄になってしまいます。
特に、親が学費を負担している場合、その重圧は計り知れません。
学習環境の問題
ゲーム専門学校には、ゲームが大好きな人たちが集まります。
そのため、学習環境が必ずしも整っているとは言えません。
多くの学生がゲームを楽しむことに集中してしまい、勉強に身が入らないことがしばしばあります。
遊びの誘惑
ゲーム専門学校に通う学生の中には、「ゲームが好きだから」という理由で入学したものの、ゲームの制作には興味を持てず、結局遊びに時間を費やしてしまうケースが多く見られます。
これでは、せっかくの学びの機会が無駄になってしまいます。
就職の難しさ
ゲーム業界への就職は非常に厳しいものがあります。
大手ゲーム企業への就職は特に難関であり、ゲーム専門学校に通ったからといって、必ずしもゲーム会社に就職できるわけではありません。
就職率の現実
多くの専門学校が就職率を公表していますが、実際には「IT業界全体」の就職率であり、ゲーム業界への就職率ではないことがほとんどです。
つまり、ゲーム業界への就職は非常に競争が激しいのです。
正直な話、元学生のわたしもゲーム業界での就職ではなく、別業界に就職しました。
期待外れのカリキュラム
ゲーム専門学校のカリキュラムは、期待外れであることが多いです。
特に、初心者と経験者が同じ授業を受けることになり、授業の進行が遅くなってしまうことが多々あります。
教育の質のばらつき
教師の質や教育内容のばらつきも問題です。
一部の学校では、授業の質が低く、期待したほどのスキルが身につかないことがあります。
これでは、高い学費を払った意味がありません。
元専門学生が語る実体験
私は元ゲーム専門学生として、ゲーム専門学校での生活を経験しました。
その経験から、ゲーム専門学校には以下のような実態があることをお伝えします。
同級生とのギャップ
ゲーム専門学校では、基礎が分からない学生と、明確な目標を持って努力している学生が同じ授業を受けることが多いです。
そのため、授業の進行が遅くなり、自分の学びたいことが学べないことがあります。
遊びと勉強のバランス
ゲームが好きな学生が集まるため、遊びに時間を費やしてしまうことが多いです。
私自身も、周りの影響を受けて遊びに流されてしまった経験があります。
ゲーム専門学校は無駄ではない
ここまで、ゲーム専門学校に通うべきではない理由を述べてきましたが、すべてのゲーム専門学校が悪いわけではありません。
実際に、多くの成功したゲーム開発者が専門学校出身であることも事実です。
ゲーム専門学校に通うべき人
ゲーム専門学校は、以下のような人にとって有益な選択となります。
- 強い目的意識を持っている人:自分が何を学びたいのか、明確な目標を持っている人は、ゲーム専門学校で多くを学び取ることができます。
- 自制心のある人:ゲームの誘惑に流されず、しっかりと勉強に取り組むことができる人。
- コミュニケーション能力が高い人:学校での人脈を活かし、チームでの制作やプロジェクトに積極的に参加できる人。
専門学校の選び方
専門学校を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 卒業生の就職実績:実際にどのような企業に就職しているのかを確認することが重要です。
- カリキュラム内容:自分が学びたい内容が含まれているか、事前にしっかりと確認しましょう。
- 教師の質:教師の経歴や教育実績を確認し、信頼できる教育者がいるかどうかをチェックしましょう。
まとめ
ゲーム専門学校には確かに問題点が存在します。
しかし、すべてのゲーム専門学校が無駄というわけではありません。
自分自身の目標や意識次第で、有意義な学びの場となることもあります。
ゲーム専門学校に通うかどうかを決める際には、自分の目的意識をしっかりと持ち、慎重に学校選びを行うことが大切です。
実際わたしもゲーム専門学校に行ってプログラムなどを勉強した結果、ゲーム制作系の仕事に携わることができています。
ゲーム業界への就職を目指す皆さんにとって、この記事が参考になれば幸いです。
しっかりとした目的意識を持ち、自分に合った学びの場を見つけてください。
ゲームの専門学校での学びが、皆さんの将来にとって有益なものであることを願っています。