Unityでビルボードを作成する手順について説明します。ビルボードは、2Dの平面にテクスチャを貼り付け、常にカメラの方向を向くようにする技術です。これにより、2Dオブジェクトを3D空間でリアルに見せることができます。
ビルボードスクリプトの作成
ビルボードを作るための基本的なスクリプトを作成します。このスクリプトを対象のオブジェクトにアタッチします。
スクリプト例:
using UnityEngine;
public class BillBoard : MonoBehaviour
{
void Update()
{
Vector3 cameraPosition = Camera.main.transform.position;
cameraPosition.y = transform.position.y; // Y軸の回転を固定する場合
transform.LookAt(cameraPosition);
}
}
このスクリプトは、オブジェクトが常にカメラの方向を向くようにします。transform.LookAt
メソッドを使用して、オブジェクトがカメラの位置を向くようにしています。
平面オブジェクトの準備
次に、ビルボードに使用する平面(Plane)オブジェクトを作成し、テクスチャを貼り付けます。
- ヒエラルキーで右クリックし、3Dオブジェクトから「Plane」を選択します。
- Planeに適用するテクスチャをプロジェクトにインポートし、Materialを作成します。
- PlaneオブジェクトにMaterialをドラッグ&ドロップして適用します。
オブジェクトの配置
Planeオブジェクトを適切な位置に配置します。回転を考慮する場合、親オブジェクトを追加してその子オブジェクトとして配置することも有効です。
実行結果の確認
ゲームを実行して、ビルボードが常にカメラの方向を向いていることを確認します。カメラを移動させると、ビルボードが適切に回転しているかどうかを確認できます。
参考記事: いぬおさんのおもしろ数学実験室
まとめ
これらの手順を実行することで、Unityでビルボードを効果的に作成することができます。