Unityを使って、あのマリオのような3Dアクションゲームを作ってみませんか?
初心者でもわかりやすい手順で、キャラクター操作からステージ構築、敵の配置まで丁寧に解説します。
また、最後には学習を進めるための役立つリソースもご紹介します。
Unityの基本操作とプロジェクト設定
Unityを初めて使う方は、ツールの全体像を把握することが重要です。
必須の初期設定
-
Unity Hubのインストール
Unity Hubは、Unityプロジェクトを管理するための公式ツールです。公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。 -
新規プロジェクトの作成
- Unity Hubを開き、「新規作成」をクリック。
- テンプレートは「3D」を選択。
- プロジェクト名は自由ですが、ここでは
MarioStyle3D
とします。 - 保存場所を設定して作成をクリック。
-
作業領域の確認
- シーンビュー:3D空間を編集するメイン画面。
- ヒエラルキー:プロジェクト内のオブジェクトの一覧。
- インスペクター:オブジェクトの詳細設定。
キーボードショートカット
- 移動: マウス右クリック + WASDキー。
- ズーム: マウスホイール。
プレイヤーキャラクターの作成と操作
3Dアクションゲームではキャラクター操作が基本です。ここでは、簡単なプレイヤーキャラクターを作成します。
モデルのインポート
- Unityアセットストアで無料のキャラクターモデルをダウンロードします(例:Robot Kyle)。
- モデルをインポートするには、アセットストアから「ダウンロード」→「プロジェクトに追加」を選択。
リジッドボディとコライダーの設定
- インポートしたモデルをシーンにドラッグ。
- リジッドボディ(物理挙動)を追加。
- 選択したモデルの「Inspector」ウィンドウで「Add Component」をクリック。
Rigidbody
を検索して追加。
- コライダー(当たり判定)を追加。
- 同様に
Capsule Collider
を追加。
- 同様に
スクリプトを使った移動処理
using UnityEngine;
public class PlayerMovement : MonoBehaviour
{
public float speed = 5f;
public float jumpForce = 5f;
private Rigidbody rb;
void Start()
{
rb = GetComponent<Rigidbody>();
}
void Update()
{
float moveHorizontal = Input.GetAxis("Horizontal");
float moveVertical = Input.GetAxis("Vertical");
Vector3 movement = new Vector3(moveHorizontal, 0.0f, moveVertical);
rb.AddForce(movement * speed);
if (Input.GetKeyDown(KeyCode.Space))
{
rb.AddForce(Vector3.up * jumpForce, ForceMode.Impulse);
}
}
}
ゲームステージのデザインと構築
ゲームにおけるステージは、プレイヤーの冒険を形作る重要な要素です。
地形ツールで地面を作成
GameObject > 3D Object > Terrain
を選択して地形を追加。- Terrainツールバーで「ペイント」オプションを選択。
- 丘や谷を作ることでステージに変化をつけましょう。
プラットフォームの追加
GameObject > 3D Object > Cube
で足場を作成。- サイズを調整し、ステージ上に配置。
- 同様に複数の足場を作成し、プレイヤーがジャンプして移動できるようにします。
敵キャラクターの配置と簡単なAI設定
ゲームの面白さを高めるには、動く敵キャラクターが欠かせません。
敵の配置
- Unityアセットストアから無料の敵キャラクターモデルをダウンロード(例:Basic Enemy)。
- シーン上に敵を配置。
パトロールAIの作成
敵が特定のポイント間を巡回する簡単なAIを設定します。
using UnityEngine;
public class EnemyAI : MonoBehaviour
{
public Transform[] points;
private int destPoint = 0;
private UnityEngine.AI.NavMeshAgent agent;
void Start()
{
agent = GetComponent<UnityEngine.AI.NavMeshAgent>();
GoToNextPoint();
}
void GoToNextPoint()
{
if (points.Length == 0)
return;
agent.destination = points[destPoint].position;
destPoint = (destPoint + 1) % points.Length;
}
void Update()
{
if (!agent.pathPending && agent.remainingDistance < 0.5f)
GoToNextPoint();
}
}
さらなる学習とUnity入門の森の活用
Unityでのゲーム開発の基本を理解した後は、Unity入門の森の「Unity 2Dアクションの作り方」を活用するのがおすすめです。
2Dアクションの基礎を学ぶことで、より高度なゲーム開発スキルを身につけることができます。
まとめ
- Unityの基本操作から、キャラクターや敵の設定まで解説しました。
- シンプルな構造でも、少しずつ工夫することでゲームは完成します。
- 次のステップとして、より高度なUnityの機能を学んでみましょう。
ゲーム開発の道はここから始まります。ぜひ、自分だけのゲームを完成させてみてください!